生きていくうえで全く必要はありませんが、知っていると話のタネになる…かもしれない。そんな文房具の豆知識を紹介していく記事です。
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色鉛筆にも水性と油性がある
マーカーペンにも水性と油性があるように色鉛筆にも水性と油性があります。
私たちが普段使っているものは油性で間違いないと思います。
水性の色鉛筆は油性に比べて芯が硬く、水に溶けます。
値段も油性の色鉛筆に比べ高めです。
水に溶ける性質を利用して水彩画のような淡い色を表現できます。
水に濡らした筆を使ってあえて濡らしたりします。
罫線が円周率になっているノートがある
罫線(けいせん)はノートの段落に書かれている線で、真っすぐに字を書くガイドラインとして役立っています。
その罫線が円周率になっているのが「円周率ノート」です。
2017年3月14日に「キングジム」がTwitterで「ノートの罫線を円周率にしたノートを314円で発売しようと思ったが没になった。」というツイートをしたことが発端となり、紆余曲折あった後にロフトが発売することになりました。
一部の方に大人気で2021年7月現在も在庫切れの状態が続いています。
スティックのりは口紅が元になった
スティックのりは1969年にドイツで生まれました。
今は洗剤メーカーとして有名な「ヘンケル」の接着剤部門で働いていた研究員が口紅から着想を得て、開発されました。
日本ではトンボ鉛筆が「PIT」を発売したことで普及しました。
当初は口紅型のりとして売り出されていました。
ボールペンのボール回転数はエンジンの約2倍である
ボールペンは先端に付けられたボールが回転することによってインクを紙に写しています。
計算によるとボールの速度は約11 回転/分。自動車のエンジンが回転する速度は約6回転/分なのでボールの速度は約2倍となります。
破るために作られたノートがある
気持ちよくノートを破りたいというあなたの欲求をかなえるノートがここにあります。
一見するとかわいらしい表紙のノートです。
製作スタッフが何種類もの紙を破って検証。
破れやすすぎると手ごたえがなく、破れにくいとストレスがたまるのでその中間の紙質が追求されています。
紙の破れ方も直線的にならず「破った感」が出るようになっています。
破る「音」にもこだわっており、爽快感が味わえます。
紙を細かく引き裂いてばらまきたい方のために、細かくしてもひとまとまりにならず、きれいにばらまけます。
もはや執念すら感じるこのノートですが公式曰く「書き心地はそれほどでもない」ので、破ることに特化したノートが欲しい方にはピッタリです。
「のり」の語源はおかゆ
日本では昔、おかゆを炊いた時の吹きこぼれや米を練ったものが使われていました。
米のでんぷんがモノをくっ付けることができるからです。
おかゆは昔「ねまり」と呼ばれていました。
徐々にそれが訛っていき、現在の「のり」に変化したと言われています。
目玉クリップの穴は用途が決められていない
目玉のように見える丸い穴が特徴の「目玉クリップ」ですが、この穴はなにかを狙って付けられたわけではないようです。
紐を通したりするために付けられていると思っていましたが、そうでもないようです。
好きな方法で賢く使いましょう。
「修正液」の開発はタイプミスから始まった
タイプライターが良く使われていた1951年。
タイピングが苦手だったベティさんはタイプミスに悩んでいました。
ミスのたびに打ち直しが発生するので非常に面倒だったのです。
そんな中、看板に書かれた文字をペンキで修正しているのを目撃しました。
そこで、ベティさんは白い絵の具でタイプミスを修正し始めました。
そうやって修正していくうち、より消しやすいように研究が進み「修正液」が完成しました。
シャープペンの歴史はボールペンより長い
シャープペンの始まりは1791年にHMSパンドラの船内から発見されているのでそれ以前です。
一方、ボールペンは1884年に初めてアメリカで開発されています。
現在、一般生活での使用率はボールペンのほうが高くなっていますが、実はシャープペンのほうが先輩です。
ちなみに鉛筆は1560年代から歴史が始まっています。
アラビックヤマトの「アラビック」はアラビアのりが由来
アラビラのりはアラビアゴムの樹液を使ったのりを意味していて、昭和30年代くらいまでは呼び名に使われていました。
アラビアのりが入っていたビンの先端には海綿が使われていて、手を汚さずにのりを塗ることができるとして人気を博しました。
アラビックヤマトも先端にスポンジのようなのがついていますよね?
だから商品名に「アラビアのり」の名残として「アラビック」と付けることにしたそうです。
以上、明日使えるかもしれない文具トリビアでした。日常では全く役立たないような知識ばかりでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。