シャープペンシル

「書く」悩みが解決するかも!シャー芯の太さを変えると起こる4つのこと!

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芯の太さを変えると何が起こるの?

皆さんこんにちは。
自分の手に合うペンを探してウン十年…のヨッケイです。
今回は「シャープペンの芯径」について検証していく記事となっています。
皆さんご存じの通り、シャープペンの芯には多くの「芯径」が存在します。
でも…

・芯径を変えたからって何が変わるの?
・みんな0.5mmを使っているから自分もこれでいいか…。
・興味はあるけどそのために新しいシャープペンを買うのはチョット…。

…などの理由で、なんとなく0.5mmの芯を使っている方も多いのでは?

ブンズ
ブンズ

かくいう私自身もそうだったので、検証を行いました。
結果、シャープペンの芯を変えることによって変化するのは大きく4つです。

1:文字の太さ
2:折れやすさ
3:書き味
4:値段

の4つです。

ブンズ
ブンズ

早速一つずつ見ていきましょう!

文字の太さが変わる!

細芯を使うと…
細い芯を使えば、いつでも安定して細い線で筆記できます。
細い線で書かれた文字は引き締まって見える上に文字が潰れる心配も少なめです。
大きな文字を書くと弱々しい見た目になってしまいます。

太芯を使うと…
太い芯を使うと、線の太さは芯の先端をどこが紙面に当たるかによって変化するようになります。

不安定な線の太さを利用し、筆記した文字に「濃淡」を出すといったことも可能です。
大きな字を書くのは得意ですが、小さい字を書くと文字が潰れてしまうことがあります。

折れやすさが変わる!

オレンズメタルグリップグリップ画像

細芯を使うと…
細芯は筆圧のコントロールができないと折れやすくなってしまいます。
丁重に扱いましょう。
筆圧を矯正するために使うのもまたよいのかも…?

太芯を使うと…
芯が太いほうが芯は頑丈になるので折れにくくなります。
太芯は、多少乱暴に殴り書きしても問題ないでしょう。

書き味が変わる!

細芯を使うと…
細芯を使うとカリカリと紙を引っかくような書き味になります。
紙の繊維に芯が引っ掛かるのが原因です。
細ければ細いほど、しっかりと手ごたえのある筆記感を得られます。

太芯を使うと…
太芯を使うとサラサラと滑らかなストレスの少ない書き味になります。
芯が頑丈なこともあり、アイデアの殴り書きなど頭の中の言葉を素早く紙に書くことに適しています。

値段が変わる!

細ければ細いほど一本当たりの値段が高くなります。
ということは、太ければ太いほど高い…わけではありません。

ぺんてるAin(アイン)での各値段:
0.2 220円15本 一本当たり15円
0.3 220円15本 一本当たり15円

0.5 220円40本 一本当たり6円
0.7 220円40本 一本当たり6円
0.9 220円36本 一本当たり6円

太い芯は普通の芯とそれほど変わらない値段で売られています。
元々シャープペンの芯は、技術の進歩と共に細くなっていきました。

細い芯のほうが作るのに手間がかかり、コストがかかるというわけです。
芯が細いほうが減るのも早くなるのでコストパフォーマンスでは、太い芯に分がありそうです。

用途によって芯径を変えるのもヨシ!

ブンズ
ブンズ

ここからは太芯・細芯を使うと効果的な用途をご紹介!
用途によって使う芯径を決めるのもまたヨシですね!

太芯におススメの用途について

ノートでのアイデア出しに!

太芯を使えば、思う存分ノートに殴り書くことができます。
芯が折れてしまうかも…といった不安がないため思考を邪魔しません。
頭の中を全て紙に書きだすことできます。

マークシートの塗りつぶしに!

通常の芯ではなかなか大変なマークシートへの記入も太芯にお任せあれ。
太芯で書いた線は消しゴムで消しやすいのもポイントで、塗り間違えてしまっても安心です。
この用途の場合は芯の濃さにも配慮したほうがいいかもしれません。
ぺんてるが販売しているマークシート用シャープペンシルの太さは驚きの1.3mm!

ぺんてる シャープペン マークシートセット ネイビー XAM113ST-C
マークシートを早く塗りつぶすことで時間を短縮できる太芯のシャープペンシルに、消し間違いを防止できる4.5mm超スリム消しゴム、 補充用シャープペンシル替芯を加えた3点セットです。

チェックリストへのレ点チェック記入に!

やるべきことリストなどのチェックに使うにもおススメです。
芯が折れることを配慮しなくていいので、ササッとチェックができます。
特に壁に貼り付けてあるリスト表のような、不安定な場所でのチェックにも便利です。
不安定な場所で普通の芯を使うと、すぐに芯が折れてしまいます。
ボールペンと違い、間違ってもチェックしても消すことができます。

細芯におススメの用途について

手帳など小さいものへの筆記に!

手帳の罫線は一般的なノートより小さい上、スケジュール表への書き込みなど小さい文字を書けるとより手帳が使いやすくなります。

イラストの細かい書き込みに!

気が遠くなるほど細密な模様をひたすら埋めていく | orenz0.2 超極細偏愛的新世界
気が遠くなるほど細密な模様をひたすら埋めていく | 何物哲太郎 | orenz0.2 超極細偏愛的新世界

手書きイラストの細かい書き込みをする上で、0.2mm芯のような非常に細い芯を使用している方もいらっしゃいます。
繊細で精巧なイラストに仕上げることができるようです。

ブンズ
ブンズ

私にはイラストの心得がありませんが、素晴らしい作品だと思います。

それぞれの芯径に対応するおススメシャープペン!

ブンズ
ブンズ

ここからはそれぞれの芯径に対応するおススメのシャープペンシルをご紹介します!

芯径0.2mmに対応のおススメ!

オレンズメタルグリップ

折れやすいという弱点を持っている細芯ですが、その弱点を補うことができる革命的シャープペン「オレンズ」のメタルグリップバージョン。
メタルグリップには滑り止め効果をあまり期待できません。
しかし、メタルグリップを搭載したおかげで通常のオレンズよりもペンの重心が低くなっています。
本体の重さも通常に比べて重くなっているので、低重心であることとの相乗効果でじっくりと安定した筆記ができます。
オレンズの構造上、芯が折れにくいとはいえ安定した筆記ができるに越したことはありません。

オレンズネロ

オレンズの上位版として販売されている定価2500円の高級シャープペンです。
ネロはイタリア語で黒を意味しています。
その名の通りボディのカラーは高級感のあるマッドブラックで統一されています。
樹脂と金属を混ぜ合わせた特殊素材をボディに使用しているので、ある程度の重みがあり安定感があります。
軸は12角形なので、円柱の場合よりも滑りにくく六角形よりも指が引っ掛かりにくくなっています。

そして、他のオレンズにはない機能として自動芯出し機能が追加されています。
芯を一本使い切るまでに必要なノックは、芯を投入した後の一回のみということですね。
ノックが必要ないので集中力を持続させたまま筆記していくことができます。

芯径0.3mmに対応のおススメ!

モノグラフ

色デザインはまるでMONO消しゴム!
もちろん別のカラーもあります。
ペンの先端がかなり細いので、細かい部分への筆記も楽チン。
ペンの頭部に繰り出し式のMONO消しゴムがついています。
当然、消しゴムの性能は折り紙付きです。
頭部に消しゴムをつけてしまった弊害として、一般的な頭部ノック式ではなくサイドノック式になっている点は注意しましょう。
慣れるまで時間がかかるかもしれません。
そのためか、本体を振ると芯が出る機能がついています。
他のペンにはない特徴として、サイドノック用のクリップを上にスライドさせることによって、誤ノックを防止できる機能がついています。
これで、勝手に筆箱の中で芯が折れていたという事態を防ぐことができます。

エアブラン

芯だけでなく本体も細めな0.3mm対応のシャープペン。
グリップにはペッタリとした質感をもつラバー素材が使われていて、滑り止め効果は高めです。
0.3mmの細芯シャープペンとしては珍しく、しっかりと握り込むことができます。
しかし、柔らかグリップをもつシャープペンの命題としてグリップが汚れやすくキレイに使い続けるのは大変です。
芯を守るための機能は特についていないので、筆圧の調整が必要になります。

芯径0.7mmに対応のおススメ!

鉛筆シャープType MX

ダークトーンのボディがカッコいい大人向けの太軸シャープペンです。
鉛筆シャープの名の通り、鉛筆を模した六角形の軸が特徴です。
六角形は人間の指にとって握り込みやすい形状なので、フィット感は上々です。
鉛筆は大人の手には細すぎますが、このシャープペンならしっかりと持つことができます。
クリップやペン先など細かいデザインも凝っていて、スーツのポケットなどに忍ばせても問題ない高級感のある見た目です。
しかし、その分本体がかなり重く長時間使用するには慣れが必要かもしれません。
重心はかなり低重心気味なので、ペンの上部が重たくフラフラするということはありません。
じっくりと、腰を据えて筆記することができます。
ペンの頭部には大型の消しゴムが内蔵されています。
消しゴムの性能も悪くなく、十分使用に堪えます。

鉛筆シャープType S

重厚感がありすぎると手が疲れてしまう…そんなあなたには軽量タイプのType Sがおススメです。
鉛筆のような握り心地を目指し、六角形軸を採用しているのはMXと同様ですが…。
本体の重量が抑えてある上に、グリップも滑りにくいラバー素材を採用しています。
安定していて、ペンを握っていてもふらつくことはあまりありません。
長時間の使用を想定するのならば、結果的にMXを上回る使い心地になるかもしれません。
その代わりMXにあった「高級感」はほとんどなく、値段相応の見た目になっています。
十分すぎる大きさの消しゴムはコチラにも搭載されています。
消しゴムを忘れてしまっても、なんとかなりそうです。

芯径0.9mmに対応のおススメ!

プレスマン

Press manとは新聞記者を意味する英単語です。
取材現場の新聞記者のような素早い筆記「速記」のために作られたシャープペンです。
芯の太さは0.9mmの太芯なので、折れる心配はほとんどいりません。
筆圧が強すぎた場合に、芯が自動で引っ込むクッション機能も搭載しています。
なおのこと折れる心配は無用です。
好きなだけガシガシと書き殴ることができます。
プレスマン専用芯は他の芯より長めに作られています。

プレスマン特徴

これは、芯を入れ替える回数を少なくするための配慮です。
本体自体もかなり軽めに作られていて、取り回しやすい。
値段もお求めやすく、気軽に試すことができます。

ドクターグリップ Gスペック

筆記の疲れを低減できるパイロットの傑作シリーズ「ドクターグリップ」の太軸シャープペンです。
芯が折れる心配もする必要がない太芯と、長時間使っていても疲れにくいシャープペンのコラボレーションです。
筆記ストレスの多くを少なくすることができます。
アイデア出しなどに使用する場合、余計なストレスにアイデアが生まれるチャンスを潰されることが少なくなるかもしれません。
グリップがしっかりしていることから筆圧のコントロールをしやすく、太芯の魅力の一つである文字の濃淡の違いをしっかり出しやすいのも特徴です。

ブンズ
ブンズ

ここに挙がっているのはあくまで一例です!
あなたにとって使いやすそうなシャープペンシルを是非探してみてくださいね!

ブンズ
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芯径を変えることでアナタがもつ筆記の悩みが解消されるかもしれません。
あなたにピッタリの芯径を見つけることの参考になれば幸いです。