
人間、生きていればなにかしらのミスをしてしまうものです。
しかし「失敗は成功のもと」ということわざもある通り
失敗は成功のために必要な工程なのです。

そんなわけで今回は私が実際にしでかした文房具に関する失敗を紹介しつつ、なぜそのようなミスが起きたのか、どうすればそのミスを回避できたのか、ミスがおきたらどうすればいいのかなどを解説していければと思っています。
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シーン①:万年筆編

失敗No.1:ドライアップ

ついにあこがれだった万年筆を迎え入れたブンズは、
それはそれは楽しそうに日々万年筆を使って筆記を楽しんでいました。
しかし、日々の日常に追われるうち段々と使う頻度が減り始め、
気がつけば一か月近く万年筆を使わない状態で放置してしまったのでした。
そしてふと、最近万年筆を使っていないなと思い立ち
久々にキャップを空けて使ってみるとインクが全く出てきません。
これが「ドライアップ」です。
原因について

万年筆はボールペンなどと異なり、インクを入れた状態で長期間放置すると
万年筆内部でインクが乾燥し、全くインクが出なくなってしまうのです。
ちなみに各メーカーによって乾燥する速さには差があるそうですが
一か月放置は黄色信号と言わざるを得ません。

万年筆は手がかかると言われる所以はココにもありそうです。
対策について

対策は大きく二つあります。
①頻繁に使用する
②長期間使用しない時はインクを抜いておく
まず1つ目、日々使っていればインクが乾燥することもなく使うことができます。
逆に言えば、一度インクを入れた万年筆は常に使わなければならない
ということでもあります。


万年筆愛好家の皆さんは、このある種の「呪い」と常に戦っているのです。
万年筆の管理をきちんとしている方は本当に尊敬します。
そして2つ目、やむを得ない理由でしばらく使用ができず、
その間にドライアップの可能性がある判断した場合はインクを抜きましょう。

万年筆はインクも高いのでできるだけこのようにはしたくありませんが…。
基本的には分解して水洗いすることになります。
ドライアップが起こったら?

ドライアップが発生してしまった場合は、よりしっかりと万年筆を洗浄する必要があります。
洗浄の工程には
①水を入れた底の深い容器を用意する。
②容器内に洗浄が必要なパーツを入れる。
③パーツからインクが溶けだし、水が汚れたら交換を繰り返す。
④それほどインクが溶けださなくなったら水に入れて一晩放置する。
⑤容器からパーツを取り出し、流水で洗う。
⑥ペン先にティッシュなどをあてて、インクが残っていないかを確認する。
⑦インクの落ちに満足したらさらに一日自然乾燥させる。
以上の面倒な工程が必要です。


また使えるようになるまで2日以上もかかってしまいます。
ちなみに40℃程度のぬるま湯を使うとさらにインクが落ちやすくなりますよ。
しっかりとこの工程を踏めばよかったものの、人間は手を抜きたがるものです。
私の場合はココからさらなる二次被害を招いてしまいました。
失敗No.2:万年筆のボディを熱で変形させる

久々に引っ張り出した万年筆がドライアップ中…。
基本的に使いたくなったときにインクが乾いてしまっていることに気付くので、
いやおうなしに丸一日の待ち時間が発生します。
しかし…?

ひ、一晩も待てない!
というわけで何とか早く使うために2~3時間ほどで洗浄を妥協し、
大急ぎでペン先にティッシュをあててまだ透明ではないインクの残りを掃除。
しかしペン内部が濡れているのでまだまだ使えません。
ティッシュを内部に突っ込んでもいいのですが、
さすがに自然乾燥に比べて水分の取れが悪いです。
このままで使ってしまうとノートが水浸しになってしまいます。

しかし、自然乾燥させる時間も惜しい。
そう考えた時、ちょうど目についたのは電気ファンヒーター。
当時の浅はかな私は、
ヒーターの熱風でペン内部を乾燥させるという手法を取ることにしました。
ペン先にティッシュを巻き付けた状態で、
ヒーターの前に置いておけば普通よりは確実に、早く乾くはず!
ヒーター前に置いた後、私は別の用事を片付けに向かいました。

しばらくたったあと状態を確認すると…
そこにはヒーターの熱でボディが変形した万年筆が横たわっていました。
しかもボディが変形してしまった影響で、インクカードリッジが入らなくなってしまいました。

つまり、使用不可能な状態です。
丁度コチラのような樹脂のボディでしたので、完全に湾曲してしまいました…。
急がば回れ、急いてはことをし損じる、短気は損気などの言葉に表されるように、考えの浅い時間短縮行為は自分の首を絞める結果になります。
万年筆がドライアップしたらその日はもう使えない、
そう考えるようにしましょう。
無理なものは無理なのです。
ケース②:空港編

失敗No.3: ハサミを保安検査場で没収される


空港の保安検査場、それは私のようにいかなる時もお気に入り文具を持ち歩きたいと思うものたちにとって実は注意しなければならない場所となっています。
胸ポケットに刺しておいた金属ペンが金属探知機に反応し
少し恥ずかしい思いをしてしまったりします。
しかし、これはまだ金属探知機の外で返却してもらえるので問題はありません。
問題は筆箱の中に入っている。「刃物」です。
より具体的に言えばハサミとカッターです。
私の筆箱に入っていたハサミは「危険物」とされ、
その場で「廃棄箱」に捨てていくことを要求されてしまったのです。

私は泣く泣く、そのハサミを置いて成田空港へと旅立つことになったのでした。

原因について
当然、飛行機内には「危険物」の持ち込みができません。
先端が尖っていない刃体が6cm以下の小型ハサミに限って
飛行機内への持ち込みが可能となっています。
通常のハサミは、大体が手荷物として持ち込みことは不可能です。
旅行前にできれば確認しておきたいことですね。
対策について

手荷物としてNGなだけなので、事前に預けるキャリーバッグなどの中に入れておけば問題ありません。
時間的余裕があれば空港の係員さんと話をつけ、
最悪の事態を免れることは可能でしょう。
しかし、検査場に入る時間に余裕がなかったりした場合は
用意された廃棄箱に置いていかなければいけません。
ハサミやカッターには5000円近くするような高価なものもあります。

私はあのハサミにハサミとしての使命を全うさせてあげることができませんでした。
学生時代の修学旅行時のことになるのですが、私の苦い思い出として記憶にこびりついています。
失敗No.4: 万年筆を飛行機に持ち込みインク溢れを発生させる


またしても空港・飛行機関連のお話になります。
今度からはもう新幹線で移動しましょうかね…。
またしても空港・飛行機関連のお話になります。
今度からはもう新幹線で移動しましょうかね…。
ついに検査場を突破し、後はもう安心!
…とはならないのが文房具愛好家のサガです。
飛行機で目的地に到着後、おもむろに万年筆のキャップを空けてみると…?
キャップの中がインクまみれに、
ついでに手もインクまみれになってしまいました。
原因について

飛行機内では地上に比べて気圧の変化が発生します。

飛行機に乗っている時に感じる耳の鼓膜が抑えつけられるような感覚も、
気圧の変化によるものです。
気圧が低くなることによって万年筆のインクタンクのなかにある空気が膨張し、
その結果空気が膨張した分だけインクが流れ出てしまいます。
これが、万年筆のインクが漏れる原因です。
対策について
近年は飛行機内の気密性向上や万年筆のペン先技術の向上で
最近の万年筆は以前よりかなり漏れにくくなっているようです。
大体の万年筆はきちんとキャップを閉じていれば問題ないのですが、
一部の万年筆はキャップをしていてもインクが漏れ出します。

心配な場合はペン先をあらかじめ上向きにしておく、
空気の膨張を防ぐためにインクを満タンまで入れておくとマシになるようです。
胸ポケットにでも刺しておけばペン先が上を向きますね。

インクを満タンまで入れるのはなんだか少し怖いような気が…。
まあ、万年筆を持っていかなければいい話なのですが…。
失敗ケース③:ホワイトボード

失敗No.5:ホワイトボードに油性ペンで書き込む

さてさて今日も元気にホワイトボードへ書き込み!
インクののりに違和感があるような…あっこれ油性ペンだ!
当然擦って消えない…。
原因について

そもそもホワイトボードの近くに油性ペンを置いておくのはやめましょう。
ホワイトボードマーカーはペン立てには置かず、
ホワイトボードの「粉受」に横向きで置いておきましょう。
ペン立てだとインクが出なくなってしまいますよ。
なぜかはコチラの動画で詳しく解説しています!
対策について
ホワイトボード自体は表面の滑りがいいただの板なので
油性ペンで書きこんでしまうと当然ブラシで消すことができません。
シンナーなどの有機溶剤やクレンザーなどでこすり落とすこともできますが…


ちょっと待ちましょう!
これらの方法はホワイトボード側に大きなダメージを与えてしまいます。
書き込みが非常に広範囲に及んでいないのであれば
この消し方は使わないほうが無難です。
一見厄介なミスに感じますが、消し方は非常に簡単です。
油性ペンの上からホワイトボードマーカーを塗り、
しばらくしてからブラシでこするだけ。
こうすることでホワイトボードマーカーに含まれる剥離剤が
油性インクとボードの間に入り込み、
ボードからインクをはがしとることが可能になります。
失敗ケース④:買い出し

失敗No.6:持っているペンをもう一本買ってしまう

外出先にて、突然自分好みのペンに遭遇し衝動買いをしてしまう…。
これは全国の文房具好きに共通する習性だと勝手に思っているのですが…。

そのあと家に帰ってビックリ、そこには買ってきたペンと同じペンが…。
安いペンならともかく、高いペンだとなんともいえないショックな気持ちを抑えられません。
原因・対策について


買ったことに満足してそこまで使っていないから記憶に残っていないということでしょうか…。
…。
大変耳の痛い話ですが、その通りかもしれません。
ペンを購入した以上、しっかり使って検証し、愛を持ってペンとしての使命を果たさせるのが真の文房具愛好家であると私は思います。
つまり私はまだまだです。これからも精進していきます。
ちなみにこれまでかぶってしまった最高額はuniのシフトブラック(¥1000)です。

この芯径は持ってなかったはず…と思うとなぜか持っていることも多いですね。
きっと前に買ったときも同じことを考えていたのだろうと思います。
以上、私ブンズの失敗集でした。
この記事が、誰かの役に立てばそれだけでありがたいです。
私の屍を超えていってください。
それではまたお会いしましょう!
















