筆箱に一本は入っている蛍光マーカー。
勉強に仕事にと活躍の場は数多くあります。
わざわざ吟味することの少ない蛍光ペンですが、
普通モノから突拍子のないアイデアが盛り込まれたものなど
意外とバリエーションに富んでいて、面白いですよ!
今回はそんな蛍光ペンを全部で17種類紹介します!
蛍光ペンの仕組みなどはコチラの動画で詳しく解説しています!
動画で見たい方はコチラから!
Table of Contents
【STABILO】STABILO BOSS(スタビロボス)
世界で初めての蛍光ペンがこちらのスタビロボスです。
特徴的なボディ形状が記憶に残ります。
ペン先のキャップはキャップの根本をもつとスポッと抜けてくれます。
四角いボディは一見握りにくそうです。
普通の筆記具であれば確かにその通りだと思いますが、
蛍光ペンのような横に線を引くだけの用途なら四角いボディは全然アリです。
むしろ一般的な丸いボディよりも安定感すら感じます。
これが元祖蛍光ペンの完成されたフォルムということでしょうか。
【コクヨ】Beetle Tip dual color (ビートルティップ デュアルカラー)
普段から2色以上のマーカーでマークする必要がある方はいらっしゃいますか?
かくいう私も業務の都合などで2色以上のマーカーを使い分けるのですが、
毎回ペン持ち替えるのは大変だし手間ですよね。
じゃあ一本に二色のペン先をつけてしまおう!
そんなとんでもない発想から生まれたのが
こちらのビートルティップ デュアルカラーです。
ペンには2色のペン先がついているので、
ペンを回転させることであっという間に2色の使い分けが可能です。
確かに素晴らしい発想なのですが、問題点が一つありまして…。
【uni】PROPUS WINDOW(プロパスウィンドウ)
ウィンドウの名の通り、ペン先に「窓」が付いた驚きの蛍光ペンです。
この窓から線を引きたい部分が透けるので、
線が見当違いの方向に引かれてしまう事故を減らすことができます。
通常のプロパスウィンドウよりも3倍インクが早く乾く、
プロパスウィンドウクイックドライも発売されています。
本などに引いたインクが手についてしまうという悩みをお持ちの方におススメです。
【コクヨ】mark+(マークタス)
蛍光ペンのよくある形として太いペン先と細いペン先に分かれているタイプがあります。
この蛍光ペンはその細いペン先に着目したものとなっています。
一般的な蛍光ペンの細いペン先は文字を筆記するには太すぎました。
しかしこの蛍光ペンの細いペン先はハッキリと細い線で文字を筆記することができます。
マークタスの名の通り、太いペン先でのマークの他に
補足メモなどのつけ足し(+)筆記もできますというわけです。
筆記できる文字は太いペン先のインクよりも濃いインクが使われているので、
マークしたことで文字が読みづらくなってしまうことを防いでいます。
【サンスター文具】Ninipie(ニニピー)
風変わりな文具でおなじみのサンスター文具が発売する蛍光ペンです。
先ほどのビートルティップのような二種類のペン先を持っていますが
こちらはニードルペンのペン先が搭載されています。
ペンを回転させるだけで太いペン先と細いペン先を使い分けることができます。
ニードルペンで書いた文字をすぐさまマーキングすることも可能です。
私が所持しているのはグレーマーカーとブラックニードルの組み合わせですが、
他に多種多様な組み合わせが用意されています。
好きな色の組み合わせがあれば、是非検討してみてくださいね!
【ぺんてる】FITLINE(フィットライン)
特殊なペン先をもった蛍光ペンです。
とはいってもこれまで紹介したものは大体普通のペン先ではありませんでしたが…
このペンのペン先は曲がります。
このペン先のくびれから曲がる形になります。
ペン先が曲がることによって平らでない部分へのマーキングでも
ペン先がマークする面にフィットするようになっています。
だからキレイに線が引けるようです。
ある程度力を入れなければペン先は曲がらないので、
力を入れすぎなければ他の蛍光ペンの使用感と変えずに使えます。
【Bic】MarkibgHIGHLIGHTER GRIP(マーキングハイライターグリップ)
このペンには他にはないものとして握り込む部分にラバーグリップがついています。
これまで蛍光ペンを使ってきた中で、滑らないグリップ力を求めるのであれば
このペンはアナタの強い味方になってくれることでしょう。
価格も100円と非常にお求めやすい点もグッドです!
【プラチナ】A-PEN(エーペン)
こちらのペンは直液式を採用している蛍光ペンです。
直液式とはインクがそのままインクタンクに入っているタイプのペンです。
直液式のペンはインクがあとどのくらいあるかが一目で分かるので、
補充が必要になればすぐにわかります。
ペンの中にはジャバラが搭載されており、
これがペンのインク漏れをある程度防いでいます。
【パイロット】Acroball spotliter(アクロボール スポットライター)
このペンは3色ボールペンと蛍光ペンの機能を同時に持たせたペンです。
正直これ一本でほとんどの筆記作業を切り抜けることが出来そうです。
ボールペンの色切り替えはグリップ部分を回転させる回転式を採用しています。
ペンの頭部にノック部分がなく、蛍光ペンがついているので当然ですね!
ペンを入れる筆箱のスペースなども圧縮できるので、
デスク回りも整理しやすくなるかもしれません。
しかし、インクタンクはこの短い部分に集約されているので、
当然一般的な蛍光ペンよりインク切れは早そうです。
ちなみに3色ボールペンはアクロボールのインクが使用されています。
アクロボールはジェットストリームと同じ低粘性油性インクで、
なめらかな書き味が特徴です。
他の油性ボールペンに比べて濃い発色もグッドです!
個人的には大人気のジェットストリームとも甲乙つけがたいと思うのですが、
なぜか知名度が少なめなのが惜しいですね。
【トンボ】蛍coat(ケイコート)
この蛍光ペンのペン先は周りをポリマーコートで覆われています。
だから蛍光ペンのペン先が潰れてしまうといった心配は無用です。
カッチカチで安心感は抜群です。
曲がるペン先をもつフィットラインとは、
対極に位置するペンと言えるかもしれません。
定規を使ってマークする際もこのペン先であれば定規が汚れません!
蛍コートは蛍コート専用のインクチャージャーが販売されているのも特徴です。
このインクがタップリ入った容器にペンを立てておくだけでOKです。
なんだか電子機器の充電スタンドのようです。
ボトル1個で10本分の使用が可能なので、価格は350円(税抜き)なので、
一本当たり35円となり、普通に買う半額以下となりコスパもいいですね!
長く使いたい方はぜひともチャージャーの購入も検討ください!
【サンスター文具】MAKE MARK(メイクマーク)
これって蛍光ペンなの!?
…と驚かれそうな見た目の蛍光ペンです。
スタビロボスのような平たいボディです。
スタビロボス程度ならまだ持ちやすいのですがここまでくると…
かなり賛否が分かれそうな使い心地です。
メイクマークは複数の色味が混ざった曖昧な中間色、
つまり「ニュアンスカラー」を意識した色のインクが使われています。
どれも派手な色ではないので主張は少なめです。
ペン先が非常に平たくなっているので、紙面に合わせてペン先がしなります。
先ほどのフィットラインと似ていますね。
フィットラインはペン先のくびれから曲がっていましたが、
コチラは先からしなるように曲がります。
薄いヘラでマーキングしているような感覚です。
【ゼブラ】OPTEX2 EZ(オプテックスツーイージー)
コチラの蛍光ペンの特徴はなんといっても「キャップ」ですね!
このキャップはイージーキャップと銘打たれていて、
キャップの両サイドをつまむだけでスポッとキャップを取ることが可能です。
これで蛍光ペンのキャップを取る際に勢い余って手にインクが付く…
といった事故を未然に防ぐことができます。
ちなみにオプテックスワンとの差は細いペン先の有無だけです。
【パイロット】フリクションライト
次はパイロットのフリクションライトです。
消せるボールペンとして有名なフリクションですが、蛍光ペンもあります!
当然引いたラインを消すことが可能です。
蛍光の色合いも他の蛍光ペンと遜色ないような気がします。
この世に数多ある文房具も日頃から静かに改良が進められているのだと
再確認することができました。
改良班の皆様、いつもありがとうございます!
【ぺんてる】ノック式ハンディラインS
蛍光ペンといえばキャップ式、これまで紹介したものも全てキャップ式ですね。
これには蛍光インクの乾きやすさなどが原因となっているのですが、
このハンディラインSはなんとノック式です。
ノック式蛍光ペンを待ち望んでいた方も多いのではないかと思います。
ノック式なのでいちいちキャップを付け直す手間が不要です。
ノックすると内部のシャッターが開きペン先が突き出てくる仕組みです。
クリップが開くと自動でペン先が収納されます。
これはペン先が出たまま衣服に接触し続けることで
インクが染みだすことを防止するための施策です。
【ステッドラー】Textsurfer gel(テキストサーファーゲル)
これはこれまで紹介したペンとは一線を画する蛍光マーカーです。
ペン先はこのようにペン後部をクルクルと回して繰り出します。
スティックのりのような感覚です。
このテキストサーファーゲルは言ってしまえば蛍光色のクレヨンです。
このペンが真価を発揮するのは文庫本のような薄い紙へのマーキングです。
薄い紙へ一般的な蛍光ペンでマーキングするとどうしても裏移りが発生します。
インク技術の発展でかなり裏移りは抑えられるようになりましたが
インクの出初めなどはどうしてもインクが紙に浸透してしまいます。
テキストサーファーゲルはそもそもインクではないので
紙には浸透せず、当然裏移りも発生しません。
薄い紙にマーキングをしたい方は使ってみると、
新しい世界が見えるかもしれません。
【ゼブラ】CLiCKBRIGHT(クリックブライト)
次はゼブラのクリックブライトです。
今回二本目のノック式蛍光ペンです。
ハンディラインSとの大きな違いとしてはペン先の細さです。
クリックブライトのペン先の太さは通常の半分程度の太さになっています。
普通の蛍光ペンでは太すぎる辞書などのライン引きにはコチラが適していると言えます。
一般的な蛍光ペンの細い芯よりもペン先の形状がライン引きに特化しているので
ラインはクリックブライトのほうが引きやすいですね。
よくこの細さでこの形状を実現できたものですね。
【クツワ】NEONPITSU(ネオンピツ)
もう名前からオチがついていますが、
こちらもテキストサーファーゲルと同じ系譜です。
薄い紙にも裏移りしないという利点も一致しています。
こんな蛍光ペンもアリだと思います。
テキストサーファーゲルは蛍光色のクレヨンだと紹介しましたが、
こちらは蛍光色の色鉛筆です。
気になる蛍光ペンがありましたでしょうか。
ぜひご自分に合った一本を見つけてみてくださいね!
これは個人的な驚きなのですが、この記事を作るにあたって
実に十数年ぶりにこの商品を購入したのですが、
フリクションライトのインク…色が濃くなりましたよね?
私が最初に触れたフリクションはフリクションライトだったのですが、
十数年前のフリクションライトは正直インクが薄すぎて
全然使い物にならなかったんですよねぇ…。
まあ消せるペンならこの程度か…とガッカリしたことを覚えています。
しかし今回、いざ使ってみるとバッチリ発色していて本当に驚きました!