生きていくうえで全く必要はありませんが、知っていると話のネタになる…かもしれない。そんな文房具の豆知識を紹介していく記事です。
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輪ゴム一箱(100g)をつなげると44mになる
【輪ゴム】は文房具なのか?という疑問が浮かびますが、店頭の文具コーナーに置いてあるのでセーフとします。
一般的な大きさ(#16というサイズ表記)の輪ゴム一本で6.5cm程度。一箱(100g)で680本入っているので、全てをつなぎ合わせると約44mになります。
2億5000万円の万年筆がある
2億円5000万円のペンを販売したのはスイスの高級筆記具メーカー「モンブラン」です。
ちなみに2億5000万円は日本人の平均的な生涯年収に匹敵します。
商品名はリミテッドエディション1「インペリアル」で、インペリアルは「帝国」「荘厳な」などを意味します。
まさに豪華絢爛といったデザインで、サファイア、ルビー、ダイヤモンドなどの宝石がふんだんに使われています。
インクを吸入する部分には小型のオルゴールがついていて、キャップの頂点には4.69カラットの大型ダイヤモンドが埋め込まれています。
芯の【H】はHARD、【B】はBLACK、【F】はFIRMの頭文字
芯の濃さと硬さを表す記号として使われています。
HARDは硬さ、BLACKは黒、FIRMは引き締まったという意味の英単語です。そのままでわかりやすいですね。
ちなみに鉛筆の硬度は黒鉛と粘土の割合によって決まっています。
定規とものさしは区別されている
この2つは混同されがちです。
定規は直線や図形を描くためのもので、メモリの始まりが端からではないのも特徴です。
ものさしは長さを測るためのもので、メモリの始まりが端からになっているのも特徴です。
ステープラーはホッチキスさんが発明した
よくステープラーのことをホッチキスと呼んでしまうのですが、ホッチキスはステープラーの針が出てくる仕組みを発明した人物の名前なのです。
ホッチキスさんはマシンガンの弾送り機構を見て、ステープラーの機構を発明し、ステープラー製作会社「ホッチキス」社を設立しました。
日本ではなぜ、ステープラーよりもホッチキスのほうが伝わってしまっているのでしょうか?
日本に初めて伝わったステープラーはホッチキス社で生産されたものでした。
そのステープラーは、ホッチキス(HOTCHKISS)という刻印しかないシンプルなものでした。
当時、道具の名称もよく理解していなかった日本人は、その刻印を見てステープラーのことを便宣上「ホッチキス」と呼ぶようになってしまい、それが現代まで呼び名として伝わってしまっています。
ふせんは接着剤の失敗作から生まれた
これは有名な話ですね。
今では「ポストイット」の発売元として有名な「3M」の研究所で、1969年ごろ、強力な接着剤を作る研究がおこなわれていました。
その過程で様々な失敗作が生まれ、中にはよく付くがすぐはがれるというおかしな接着剤がありました。
その後、5年ほど使い道が模索され、その結果「ポストイット」が生まれました。
ふせんの色が黄色いのはその紙しかなかったから
またまた付箋のお話です。
付箋の色が黄色いのは、書いた文字を見やすくするため、目立ちやすくするためではありません。
ただ、開発した時にその紙しかなかったからなのです。
目立ちやすい、書いたものがわかりやすいという効能も言わば「後付け」だったということですね。
本当に付箋の開発秘話は面白いですね。
海外では日本の速乾性ボールペンが人気
海外では日本に比べて左利きの人が多く、インクが手についてしまうことや文字がにじんでしまうことに悩んでいた人がかなり多かったようです。
そんな背景があって、日本の速乾性ボールペンは海外で大人気となっています。
日本の筆記用具は値段が安いことに加えクオリティも高いことから、海外でも一定の地位を獲得しています。
赤色しかない3色ボールペンがある
野球チーム「広島東洋カープ」のショップで売られているボールペンで、1.0mm、0.7mm、0.5mmの赤ボールペンリフィルがセットされています。
万年筆で有名な「セーラー万年筆」が製作しているようです。
赤色を愛するあなたへ!
折り刃式カッターの発想元は板チョコ
カッターで有名なオルファの創業者である「岡田良男」さんはオルファ設立前、印刷工場に勤めていました。
印刷工場では紙を切断するためにカミソリが使われていたのですが、刃の先端のみしか使われずに捨てられていました。
岡田さんはこれを「もったいない」と感じていたようです。
そんな中、板チョコに入っている折り筋を思い出したことで、刃に折り筋をつけ、一枚の刃を何度も使うという発想が生まれました。
これがのちに世界でも大活躍する折り刃式カッターの誕生でした。
以上、明日使えるかもしれない文具トリビアでした。日常では全く役立たないような知識ばかりでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。