金属製グリップの定番と言えば、ローレット加工ですね。
ローレット加工は滑り止めの効果がメーカー、商品によって全く違います。
この記事は、6商品のグリップ力を検証し比較する記事になっています。
摩擦を計算することで分析しようとも考えましたが、あまりに複雑すぎて挫折しました。自分の感覚と資料をもとに、滑りにくさを判定していきます。
Table of Contents
【プラチナ】プロユース171
滑りにくさ:
プロユース171のグリップはサラサラで滑り止め効果はそれほど期待できません。ローレットの頂点が平たくなっているので指への引っ掛かりが少ないのも納得です。グリップで指を傷めることは少ないと思います。
【ぺんてる】グラフギア1000
滑りにくさ:
だ円形上のラバーグリップが特徴のグラフギア1000。ローレットの凹凸がそれほど大きくないせいなのか、他のローレットグリップに比べて滑り止め効果は控えめでした。
【パイロット】S10
滑りにくさ:
超低重心シャープペンシルS10。プロユース171と同じくローレットの頂点が平たくなっています。サラサラな感触は同じですが、若干ひし形が斜めに加工されているせいかプロユース171よりもグリップ力があります。
【uni】シフト
滑りにくさ:
ペン先を収納できる機能が付いたシフト。これまでのローレットに比べて頂点が鋭利になっています。確かに持ってみると、指に引っ掛かりを感じます。手触りはサラサラではありません。
【uni】クルトガローレット
滑りにくさ:
大人気のクルトガにローレットグリップが装着されています。写真では見にくいですが、手触りや滑りにくさはシフトと同様になっています。メーカーもシフトと同じuniなので、同じ金型を使っていたりするのかもしれませんね。
【ステッドラー】マイスターリミテッドエディション
滑りにくさ:
今回検証した中で圧倒的なグリップ力を誇っています。指に食いつくようです。目の粗いやすりに近く、握っていると肌の角質が削られているような気さえします。しかし、ローレット部を見てもそれほど頂点が尖っているようには見えません。謎です。ひょっとすると横の太いラインがグリップ力の秘密…?
基本的にはローレットの頂点が尖っていると引っ掛かりが大きくなり、グリップ力が上がるということがわかりました。
しかし、マイスターリミテッドの例もあり通りローレットの尖りだけがすべてではないようです。
【摩擦】の世界は奥深く、底が見えません…。しかし面白いですね!
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。