早速ですが!
使っているシャープペンの太さ、気にしてますか?
当たり前ですが、人によって手の大きさ、指の長さは違います。
よって、しっくりくるペンの「太さ」にも個人差が出てきます。
今回はその「太さ」に着目してみましょう。
今回は手持ちのシャープペン全て、約70種類の中から太め・標準・細めのシャープペンを5本ずつ、計15本紹介します。
あなたが普段使っているのは太めか細めか、標準でしょうか?
この記事があなたにピッタリのペンを見つけるきっかけになれば幸いです。
この記事は動画でもまとめています。どうぞお好きな方で! もし気に入っていただけたらチャンネル登録していただけると、とても嬉しいです。
Table of Contents
太めシャープペンについて
太めのシャープペンはざっとこれだけあります。
- エナージェル
- タフ
- レックスグリップ
- ピアニッシモ
- 鉛筆シャープTypeMx
- オプト
- クリフター
- オートシャープノノック
- 鉛筆シャープTypeS
- デルガード タイプER
- ドクターグリップGスペック
- ボールサインプレミアム4*1
- レグノ
- オルノスイフト
- ドクターグリップエース
- オレーヌ
ここから5本をご紹介!あなたのペンはあったでしょうか?
太めシャープペンのメリット・デメリット
メリットは1点!
①手に合えば持ちやすい
グリップがついているものが多く、手の疲れも軽減できます。
デメリットは1点!
①重い
ペンが大きいことや、握る部分のラバーグリップが重量増加の原因です。ではまず一本目の太めシャープペンから!
【ゼブラ】デルガードタイプER
折れないシャープペン「デルガード」にラバーグリップがつきました。
通常のデルガードに比べ、グリップの分太さが増しています。
タイプERのノック部分には消しゴムがついています。
シャープペンを逆さまにすると出てくるようになっています。
わざわざキャップを外したり、繰出したりする必要がありません。
手間がかからず、便利です。
当然、デルガードシリーズなので芯は折れません。
折るほうが大変なくらいです。
【パイロット】ドクターグリップGスペック
グリップ付きシャープペンの鉄板ドクターグリップ。
11.7mmの軸径がこのシャープペンのポイント!
11.7mmという軸径は人間工学に基づいて作られているらしく本当に疲れにくく持ちやすくなっています。(東海大学教養学部の吉田武夫教授が監修!)
グリップも硬すぎず、柔らかすぎずの絶妙なバランスです。
秘密は二重構造のグリップにあり!
重心も持ちやすい低重心になるように設計されています。
しかし、グリップが半透明なので黒ずみ等の汚れが目立ってしまいます。
このグリップをキレイにしたい場合は市販の練りけし、ジェルクリーナーで掃除する方法や、グリップを取り外して食器用洗剤で洗うのがおすすめです。
【トンボ鉛筆】オルノスイフト
ペンの下半分がグリップで覆われているシャープペンです。
ラバーグリップがかなり厚いため、太めの軸径になっています。
かなり珍しい機構「ボディノック」を採用しています。
ボディノックとはペンを折るように曲げることで芯が出る機構です。
「折る」と言ってもペンを握っている手に少し力を入れる程度でOK!
感覚的にはサイドノック式シャープペンに近くなっています。
太めのシャープペンとしては珍しく、ペン先が細長くなっていることで紙面の見晴らしが良いのも嬉しいポイントです。
狭い場所や細かい文字が書きやすくなっています。
ラバーグリップの吸着感はかなり高め。手が滑ることはないでしょう。
しかし汚れまで吸着してしまうのでキレイに使うのは大変です。
【パイロット】レグノ
太めの木軸シャープペンシルです。
太いだけではなく、重心も低重心なので安定感は非常に高いです。
使われている木材は家具などにも多く使われているメイプル材です。
強度が高いことで知られています。
太めシャープペンとしては珍しくラバーグリップがついていません。
木軸には樹脂が浸透しているのでツルツルした感触になっています。
グリップ力は他のシャープペンよりも低くなるでしょう。
筆圧が強い方は手が疲れてしまうかもしれません。
本体が重たいので、筆圧が低い方には問題がない印象です。
パイロットのシャープペンとしては珍しく、振っても芯が出ません。
【プラチナ】オレーヌ
オレーヌシールドが芯を守って、芯が折れないシャープペン。
軸には滑りにくいように溝がついていて、握りやすいように三角形になっています。
ペンは親指、人差し指、薬指の三本で握ることになるので「グリップの形状は3の倍数にすると握りやすい」とされています。
それは間違いないようで握りやすく感じます。
鉛筆が持ちやすいのも、六角形(3の倍数)だからなのかもしれません。
「オレーヌシールド」の強度もデルガードには劣りますが、なかなかのものです。
必要以上の筆圧がかかるとシールドが下りてきて芯を守ります。
さらに驚きなのが、なぜかダイソーで購入できる点です。
ダイソー版オレーヌと呼ばれています。
ちなみに画面に映っているのはダイソー版です。
もちろん値段は100円です!
以上、手に合えば持ちやすく、疲れにくいけど少し重い。
そんな太いシャープペン5本の紹介でした。
標準シャープペンについて
続いて、細くも太くもない標準シャープペンの紹介です。
手持ちの約70種類の太さを全て計測した結果の平均値は9.5mmだったので標準太さは9.5mmとしています。
標準シャープペンはざっとこれだけあります。当然、世界に数ある分の一部にすぎません。 ここから5本をご紹介!
- マイスターリミテッドエディション
- プレスマン
- グラフ1000(フォープロ)
- ファミコン シャープペンシルA本体
- ドラフィック
- スマッシュ
- コーティングシャープペン
- HEDERA
- オレンズネロ
- オートマック
- PAGODA(パゴダ)
- S3
- PoCheNo(ポシェノ)
- PG-METAL350
- S10
- シフト
- オレンズメタルグリップ
- グラフギア1000
- タプリクリップ
- スーパーグリップノック
- triplus 776
- クルトガ ハイグレードモデル
- フレフレミー
- クルトガ ローレットモデル
- .e-sharp
- S5010
- 925-15
- プロユース171
- モノグラフ
- 鉛筆シャープ
- シャープペン半透明
- ポリカーボネイトシャープペン
- サファリ
- モーグルエアー
- クルトガアドバンス
- デルガード
- テクトツゥーウェイ
- クルトガ ラバーグリップ付
流石に種類が多い!あなたのペンはあったでしょうか?
標準シャープペンのメリット・デメリット
メリットは2点!
①誰でも使いやすい
②ペンの種類が一番豊富
デメリット!
ありません!
※この安定感が持ち味です。
では標準シャープペン5本の紹介です。
【ぺんてる】PG-METAL350
低重心シャープペン界の超新星です。
下部を重い金属パーツ、上部には軽いプラスチックを使用しているため低重心になっています。
他のシャープペンではS10と似たような方法で低重心を獲得しています。
300円で買えるスタイリッシュでカッコいいシャープペン!
低重心ペンとしては抜群のコスパを誇っています。
軸には楕円形状の凹凸と穴がつけられた金属プレートが巻き付けられています。
少し手が滑りやすい点が気になりますが、持ち味の超低重心で安定した筆記を実現しました。
クリップが小さめなので筆記中に手に当たったりすることは少ないと思います。
一応グリップの上部が「ソフト」で下部が「ハード」らしいのですが
全く差がわかりません。
グリップの形状が変わっているようにしか感じられません。
それに大体の方は下部の「ハード」を持つことになると思います。
【uni】タプリクリップ
このペン見たことある!と思う方も多いと思います。
タプリクリップのボールペン版は世間に広く普及しています。
タップリのインクが入っていることとドデカいクリップが特徴のボールペンです。
シャープペン版も発売されています。
当然シャープペンなので大きな特徴であるタップリのインクはなくなりまして、大型のクリップだけが残りました。
クリップは開きやすい形状になっており、大きく開くため大体のものを挟み込むことができるでしょう。
軸にはラバーグリップがついています。
そこまで吸着力は高くなく、ヌルっとした感触です。
しかし、超ロングセラー商品なだけはあり完成されたバランスになっていて持ちやすくなっています。
100円で購入できるのでコストパフォーマンスも非常に良いですね。
【ぺんてる】オレンズメタルグリップ
芯が折れない激細シャープペン。オレンズです。
0.2mmという極芯を使用しながら折れずに書くことができるとして革命を起こしました。
他のシャープペンとは使い方が違うのも特徴です。
どのように違うのでしょうか。
通常、シャープペンシルはペン先、いわゆるガイドパイプから芯を露出させた状態にして筆記します。
しかし、オレンズは芯をガイドパイプから出さない状態で筆記します。
つまり、ガイドパイプを紙にこすりつけるようにして筆記していくわけです。
芯はガイドパイプに全体が守られている状態になります。
この状態の芯を折るには、ガイドパイプをへし折るくらいの力が必要になります。
ガイドパイプで紙面をこするという特性上、書き味が変わってきます。
普通のシャープペンに比べ、少し引っ掛かるような書き味になります。
カリカリ引っかくような感覚です。
【パイロット】S3
パイロットの名作シリーズ「Sシリーズ」から登場です。
「Sシリーズ」はSの後の数字が大きくなるほど値段も上がっていきます。
S3はその中でも最も安いモデルで300円となっています。
軸はプラスチックで握る部分に少し溝が入っているのみです。
グリップ力があるとは言えませんですが、ペン自体が軽量なのでそこまで致命的ではありません。
ペン先も細めに作られており、紙面の見晴らしがよいので細かい筆記も問題なくこなすことができるでしょう。
クリップの取り外しが可能になっているので、邪魔であれば取ってしまうのも手です。
忘れがちですが、シャープペンのクリップにはなにかを挟み込む他にも、ペンが転がらないようにするという役割があります。
なので、基本的にクリップはペンから取り外せないようになっているわけですね。
しかしこのS3はクリップをとって使うことを想定されているので、クリップを外しても転がらないようにペンの中心に転がり止めの突起がついています。
特殊な持ち方をして使いたい方にはSシリーズがおススメ!
【ぺんてる】グラフギア1000
メタリックで重く、つや消しの塗装がカッコいいシャープペン。
なかなか珍しいダブルノック機能を採用しています。
ダブルノック機能は、ノック部を深くノックするとペン先がボールペンのように出てくる機能です。
ペン先を収納する時はクリップを持ち上げることでペン先を収納できます。
これで、持ち歩いているときにペン先が破損するというようなトラブルが起きにくくなりますね。
ガイドパイプが長いうえにペン先もかなり細く作られているので書く部分の見通しはとてもよいです。
ノック感は、ノック部の沈みが少ないので手ごたえがあるものになっています。
そして、特筆すべきはなんといっても軸です。
メタルローレット加工のグリップの一部にラバーが埋め込まれています。
これがなかなか癖になる触り心地。
これは是非とも店頭に並んでいたら試していただければと思います。
意外なことに低重心のペンではありません。むしろかなりの高重心。
恐らく上部についているクリップが重いためだと考えられます。
以上、安定した活躍が期待できる標準太さのシャープペンの紹介でした。
細めシャープペンについて
細めシャープペンはざっとこれくらいあります。ここから5本をご紹介!
- バーディ
- 手帳用シャープペンシル
- 六角アルミボディシャープペン
- シュタイン
- 木軸六角シャープペン
- 500138-900
- 500137-900
- 鉛筆シャープ
- ロットリング 300
- パサーズメイト
- 自動繰出し式シャープペン
- レトリコ
- P200 for Clena
- Mokumori
- GRAPHLET(グラフレット)
スタイリッシュなペンが多い印象!あなたのペンはありましたか?
細めシャープペンのメリット・デメリット
メリットは2点!
①見た目がスッキリする
②筆箱を圧迫しない
デメリットは2点!
①細すぎると指が疲れやすい
②グリップがついていないことが多い
グリップがないと手が疲れやすくなります。しっかり手に合っていればグリップがなくても問題ないので、サイズ選びは慎重に!
では細めシャープペン5本の紹介です。
【ロットリング】ロットリング300
ドイツ出身の製図向けシャープペン。
デザインの奇抜さに目が行きがちですが、軸もなかなか細めです。
ボディは上部が六角形、下部は円形です。
握り込む部分には凹凸がつけられ、グリップ力を上げようとしています。
しかし、それほどグリップ力が高いわけではありません。
ペン先は非常に細く作られています。
製図で使用されることが想定されているので、細かい筆記に対応できるようになっています。
中に入っている芯の硬度がわかりやすいように「硬度表示窓」がついています。2BからF,4Hまで対応しています。
この「硬度表示窓」がついていると「製図用シャープペンなんだなぁ」と感じますね。
ちなみに「製図用シャープペンを製図以外に使ってもいいの?」という声をたまに聴きます。
以前、製図の現場にいた私の持論としては全然問題ないと思います。
現代の製図は手書きではなく、コンピュータ(いわゆるCAD)で行われることが主流です。
現在も手書きで図面を書いている人は、かなり希少だと思います!
手間も時間も多くかかるので大変なのです…。
というわけで、製図に全く縁がなくてもどんどん使っていきましょう!
少し話が外れましたが、次のシャープペンはこちら!
【無印良品】六角木軸シャープペン
シンプルな無印良品の鉛筆風シャープペン。
軸が鉛筆と同じ六角形になっています。
鉛筆くらいの細さが手に合っているという方にはしっくりくると思います。
全長が短く非常にコンパクトなシャープペンです。
手帳用に使用するといった使い方もできるかもしれません。
木軸としてはボディの色味が白っぽくなっています。
レグノのように樹脂が厚く塗られていないせいか、スベスベ感はありません。
金属部分は渋めの光沢になっているので安っぽさはあまりありません。
注意点としてはノック部のバネが強いせいか、ノックするのに力が必要です。
ノック部が細長くなっていることも相まって指が痛くなります。
しかし、シャープペンにおけるノック部は「個体差」が非常に出やすいところなので、私の持っているもの特有である場合があります。
店頭でシャープペンを購入する際はノック部がスムーズに動くかを他の個体と比べたうえで購入するのがいいかもしれません。
【ぺんてる】シュタイン
六角形の穴が空いているステンレスグリップが特徴のシュタイン。
お値段も300円と非常にお値打ちなのも特徴です。
製図用シャープペンかと思ってしまうような見た目をしています。
「硬度表示窓」がついていないので違います。おそらく…(^^;
握り込む部分には六角形の穴が空いているステンレスプレートが巻かれています。
ステンレスプレート自体は鏡面加工済みなのでツルツルしています。
そのためグリップ力を上げるために穴をあけたのだと思われます。
しかし、それでもグリップ力を確保することができていません。
デザインは非常にスマートに仕上がっているだけに惜しいと感じます。
個人的には、これ以上細くなってくると人を選ぶことになるかと思います。このあとに紹介する2本はかなり細めなので、注意しましょう。
【ダイソー】六角アルミボディシャープペン
全体がアルミで作られたピッカピカのシャープペン。
全長がとても長く、まさに細身でスマート。
ダイソーでの販売なので価格は当然100円(税抜き)!
アルミなのでペン本体の長さの割には軽くなっています。
しかし、シャープペン全体でみると重量は平均程度です。
軸が鉛筆と同様に六角形になっています。
シルバーボディの鉛筆を使っているかのようなデザインです。
重量が平均レベルなので、何かしらグリップ力を高める方法がないと手が疲れやすくなってしまうのですが、ラバーグリップの類は何もついていません。
なんと溝すらついておらず、ツルツルです。
デザインはいいのですが使い勝手が犠牲になっています…。
100円だからと言ってしまえばそれまでですが…。
クリップがとても固いのも特徴です。本当に固すぎます。全然開きません。
挟むことができたとしても挟む力が強すぎて、痕がつきそうです。
では次に、最後の一本を紹介していきましょう。
【パイロット】バーディ
細い!細すぎる!
私の手持ちでは最も細く、そして短いシャープペンです。
手帳用シャープペンシルとしての使用が想定されているので徹底してコンパクトに設計されています。
軸径はたったの5.6mmで太めシャープペンの半分以下で、一般的な箸よりも細くなっています。
全長も111mmしかありません。
身近なものでいえばハガキの幅、もしくはニンテンドースイッチの画面高さ位の長さです。
バーディは…
あまりにも細すぎてうまく握れなかったり、
小さすぎて筆箱に紛れると探すのが大変だったり、
ノックをするのが地味大変だったり…
普段使いするシャープペンとしては厳しすぎます…。
しかし、このシャープペンは手帳用シャープペンです。
手帳用として重要な機能は普通のシャープペンとは異なり「コンパクトさ」と「クリップの性能」です。
手帳用シャープペンは基本的に筆箱に入れず、手帳の表紙に挟んでおくのが定位置になります。
なので、手帳用シャープペンにおいてクリップの開きやすさやクリップの挟む強さは取り回しやすさを決める重要な部分となります。
バーディのクリップは0.3mm程度の金属プレートでしなりもあるので、開くのにそこまで力は必要ありません。
しかし、挟む力はそれほど強くはないので薄い表紙に挟む場合はずり落ちてしまうかもしれません。
あれ?なんだか手帳用としても使いやすくないのでは…?
以上、収納性が高く、見た目もスッキリ!でも細すぎると持ちにくい…そんな細めシャープペンのご紹介でした。
合計15本のシャープペン紹介でした!
最後までお読みいただき本当にありがとうございます!
気になったシャープペンシルがあったでしょうか?
今の時代には数多くのシャープペンシルがあります。
あなたの好みに合ったシャープペンシルがきっとあるはずです。
それではまたお会いしましょう!